マル さん ご質問ありがとうございます!
引越しの際に破損が起きた場合、補償の仕方は現状復帰を目指すことが一般的です。
引越し約款などにもそう書かれていると思いますので確認してみてください。引越し約款は見積書の裏にあるか、別紙で営業マンから渡されていると思います。(引越し業者によって違う場合があります)
ただ現状復帰が難しいような場合は、減価償却を考慮した現在の価値を金額で補償して示談するケースも多いです。
ピアノというのは電子ピアノなどではなくて、アップライトなどのピアノでしょうか。
その場合は正直私は経験がありませんので具体的なことは分かりません。なぜかというと、ピアノなどの重量物に関しては、ピアノ専門の運搬業者や作業員が対応するタイプの引越し業者に勤めていたからです。
一般的な家財の破損の場合は、減価償却してどんどん価値が減っていくので、買取の値段にしても、示談する場合の補償の金額にしても、びっくりするくらい安くなります。
まずは引越し業者が修理を試みるといっているので、様子をみられてはいかがでしょうか。
思われているよりも修理の技術は凄いです。折れたところがどこか分からなくなるくらいの塗装技術があったり、強度もしっかり直せる修理業者があります。
ただ腕の良い修理業者は非常に高いので、その引越し業者がそういったところにきちんと発注するかが問題です。
中途半端な修理では、納得いかない治り方しかしないことも多いので、どの様な業者でどの様な修理が行われるかを担当者に確認されるのも良いと思います。
私が使っていた修理業者は、修理後10年くらいの保証期間を設けて、それを書式にしてユーザーにきっちり渡してくれるようなところでした。
ただ、かなり修理費用が高額だったので、そのことを部下などに告知して、絶対に破損は起こさないように意識づけしていたものでした。
ただ、破損を起こしてしまった場合は自分たちの戒めの為にも勿論ですが、破損が起きて不快感を感じたユーザーの方に納得してもらう為にも、その様な修理業者を選択していました。
このあたりの対応の仕方は、本当に引越し業者によって違いますし、場合によっては同じ業者内でも担当者や営業マンなどの窓口の者によっても違うことがありますので、妥協せずにしっかりと交渉されることが大事です。
マル さん が納得できる対応をしてくれるのか、その対応を選択することになったのは何故かなど・・・引越し業者に確認をして、納得いかれない場合は消費者センターに問い合わせをされるのも手段の一つだと思います。
参考になれば幸いです。